同じ作業の繰り返しを脱却する

ある程度仕事に慣れてしまうと、日々の業務が同じことの繰り返しになりかねません。こなせるようになってきたらワンランク上の業務やスキルの取得を目指しましょう。業務内から見つけるのが難しければ資格を取得して、できることを増やすのが有効な手段です。

現状からのスキルアップにおすすめの資格

パソコン
no.1

レセプトのプロを目指す診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬制度をきちんと読み解く必要があり、難易度の高い試験です。基本のレセプト計算ができるようになってから、一段階上を目指すならこの資格がおすすめです。ここまで分かると医師や他の担当者の間違いにも気付けるレベルになってきています。

no.2

ニーズが増加している在宅診療報酬事務管理士技能検定試験

在宅医療は介護保険の知識も必要となり、通常のレセプト計算とは異なる点も多いです。各病院が在宅診療を進めるにあたって、診療報酬の計算方法もそれについていく必要があり、計算できると現場で重宝されます。学んでおいて損はしない分野です。

no.3

病院内をサポートするなら医師事務作業補助者検定試験

診断書などの文書作成や、検査予約などの事務作業の補助を行い、医師の負担を軽減することが目的です。患者さんに相対する通常の医療事務よりも病院内のサポートが中心となりますが、円滑に日々の業務を回していくためには欠かせないポジションです。

資格の勉強をどうやって進めていくか

仕事をしながらまとまった時間を確保するのはなかなか大変です。決まった日時に講座を受けるのであれば、その日に仕事を休めないか交渉してみましょう。動画の講座を見る形式や、独学であればまとまった時間さえあれば学習を進めていけます。

専門学校に通わないと医療事務の資格は取れないか

自分で勉強を進めていけるなら独学でも問題ない

市販のテキストを購入して学習した上で、過去問等で演習を重ねることができれば、独学でも合格することができます。特にすでに医療事務の仕事をしている方なら、足りない部分を補うだけでも構いません。

試験の難易度で決めるのも一手

専門学校は分かりやすい独自のテキストが用意されていたり、直接質問できたりすることがメリットです。初めから全て頼らずとも、ある程度のレベルを超えた資格から専門学校を頼ってもいいでしょう。

医療事務の資格をマイルストーンにすれば合格への計画も立てやすい

笑顔

資格試験を受験する期間を決めて短期集中で学習するのも一手

試験勉強が長い期間続くと生活を圧迫するだけでなく、やる気や集中力をそぐ結果になりかねません。辛い期間がいたずらに長くなるだけです。再受験は2回まで、1年以内に資格を取るなど期間を決めて、その期間だけ集中して頑張るのも手です。慌てる必要はありませんが、明確な目標は持ちましょう。期間を宣言しておけば周りの協力も得やすくなります。